職業としての小説家
オリジナリティーの条件
・ほかの表現者とは明らかに異なる、独自のスタイルを有している。
ちょっと見ればその人の表現だと瞬時に理解できなくてはならない。
・そのスタイルを、自らの力でバージョンアップできなくてはならない。
・そのスタイルは時間の経過とともにスタンダード化し、価値判断基準の一部として取りこまれていなくてはならない。
あるいは後世の表現者の豊かな引用源とならなくてはならない。
オリジナルを見つけるためには、
自分から何かをマイナスしていくという作業が必要
自分にとって必要でないコンテンツを捨てていく
自由でナチュラルな感覚がオリジナルの根本
何かを求めていない自分とはそもそもどんなものか?をヴィジュアライズ
本をたくさん読む
オムレツを作るためにはまず卵を割らなくてはならない
自分が目にする事物や事象を、とにかく子細に観察する習慣をつける
結論をすぐに出さず、日常のマテリアルをありのままに受け入れて、蓄積すること
簡単な素材でも組み合わせによってマジックが生まれる
石が流れて木の葉が沈む
ダイナミックな経験をしなくても、継続的創造性がドラスティックな逆転をもたらす
・村上春樹のルーティン
400字詰原稿を1日10枚コンスタントに書き続ける
(5〜6時間)
毎日外に出て走る、泳ぐ(1時間)30年以上
体調の良い悪い関係なし 雨の日も風の日も
One day at a time
ベストを尽くしたという満足感、精一杯働いたというあかし、我々が墓の中まで持って行けるのはそれだけである。
持続力を身につけるにはどうすればいいのか?
・基礎体力を身につける
身体が素直に感じることに注意深く耳を澄ませるのは、ものを創造する人間にとっては基本的に重要な作業。
精神と肉体は車の両輪のようなもの
即効性と非即効性の違いは小さいやかんと大きなやかんの違い。
想像力の対極にあるもののひとつが効率